Keihanshin Startup Academia Coallision Program
by Osaka University
KSACプログラム2023町工場BOOTCAMP
アプレンティスシップ工場萌えツアー
株式会社清明エンジニアリングさまとの3日間
社長が一番仕事を楽しんでいる様子を見て
自分もこうなりたいと思いました
アプレンティスシップの様子
【アプレンティスシップ中の活動】
機械加工による部品製作をはじめ、異素材接合や難素材切削などを得意とする株式会社清明エンジニアリング。革新的な発想と高い技術力で一点ものの研究開発部品から量産加工まで対応しています。 今回おうかがいしたのは、アプレンティスシップ初日の午後。まだ会社で半日ほどしか過ごしていないせいか、学生の奥野さんもまだ少し緊張している様子。
ベトナムに初進出するために設立した新会社のロゴマークや展示会で配布するチラシやパンフレットの打ち合わせを行うとのことで、奥野さんの様子を取材させていただくことに。緊張感のある打ち合わせの中、複数の提案の中からどれを選択するかなど、社長の問いかけに対して自分の意見を述べたり、メモを取ったりしていました。
また、3日間を通したミッションとして、ベトナムの展示会で配布する摩擦接合技術を用いたノベルティグッズのアイデアを提出することになっており、川上社長は「日常生活の中でインプットしたものをアイデアとしてアウトプットしてほしい。的外れでも失敗してもいいから、どんどん意見やアイデアを出してほしい」とアドバイスしていました。
その後の休憩時間中には、社長がビジネスの主導権の握り方や社長の持論でもある「欲の連鎖」などについて語り、奥野さんはその言葉に耳を傾けていました。 まだ半日が経過しただけの段階でしたが、奥野さんは「川上社長のようにさまざまな視点からひとつの物事を見られるようになる必要があると感じました」と話していました。
【アプレンティスシップ終了後の社長コメント】
株式会社清明エンジニアリング 代表取締役 川上巧さま
アプレンティスシップ初日、初のベトナム進出に伴うオンライン会議に参加した際は、なかなか言葉が出てこない奥野さんでしたが、次第に鋭い質問をするようになって前向きな姿勢で課題や業務に取り組んでくれました。さらに10月に出展するベトナムでの展示会に自費での参加を申し出てくれるなど、その行動力と意欲の高さには驚くばかりです。
社員とともに製造現場の一員として働いてもらう機会も設けましたが、彼のハキハキとした姿勢が社員にも伝播し、現場を明るい雰囲気にしてくれました。彼の中では、高額な製品を扱う製造現場での業務が一番緊張して大変だったそうですが(笑) 私自身、彼と会話しながら物事を考えられたことで、この3日間は普段とは違う発想が生まれるなど、良い刺激になりました。
中には私が考えたものよりも良い意見もあって、そこはしっかり採用させてもらいました。
【アプレンティスシップ終了後の学生コメント】
大阪大学 工学部1年 奥野康生
川上社長は自分の中に確固たる信念を持ち、仕事を楽しんでいるのをヒシヒシと感じました。社長が一番仕事を楽しんでいる様子を見て、自分もこうなりたいと思うようになりました。
社長からは「夢や目標を実現するために360度の視点を持つこと」や「起業やビジネスのアイデアは人のつながりを重ねながら考えること」、「製造プロセスを知り、原価を見抜ける目を養うこと」、「欲の連鎖がお金を生み出す」など、将来仕事に取り組む上で間違いなく役立つであろう言葉をたくさん聞かせていただきました。
アプレンティシップ初日に、新会社を設立してベトナムに進出するためのロゴマークやパンフレットなどの打ち合わせに参加させていただきました。10月に開催される展示会が初披露の場となるのですが、ぜひ私も自費でベトナムに渡航して展示会に参加し、初披露の様子をこの目で見てくるつもりです。